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伊達政宗像美術鋳造家とは
 伊達政宗の騎馬像などの銅像は、銅とスズの合金、ブロンズ(青銅)で作られています。
このブロンズの彫刻は、彫刻家だけでは完成できません。
 ブロンズ彫刻は、一般的には、彫刻家が粘土や石・石膏等を使用して作品の原型を作り、美術鋳造の職人たちによって鋳造され、完成します。
 この美術鋳造の職人達を美術鋳造家といいます。


では、鋳造(鋳金・鋳物)とは
 高熱に耐える材料を使用して型を作り、それに溶かした金属を流し込んだ後、冷却させて金属製品を作ることをいいます。
こうした作り方は古代から現代まで、基本的には変わりません。

そして、美術鋳造とは
 工業用鋳物と異なり、一品制作または極めて少量の制作が多く、出来上がりは何よりも芸術性が重視されます。
 鋳造を初めて見る方は、誰もが完成までの工程の多さに驚かれますが、それだけでなく、彫刻はオリジナリティーを重視する為に、毎回、形状や大きさ、時には金属までも異なり、鋳造はますます複雑になります。
 したがって、鋳造工法も複雑になり、そのつど鋳造品に最適な工法も異なります。

 美術鋳造家は殆ど初見で、依頼された作品の仕上げから着色までの工程を考慮し、最適な鋳造工法を考案していきます。
これを可能にするのが職人の勘と熟練した技術、それに古代よりの伝承も含めた経験です。
熟練した技術だけでなく、古代から現代までの鋳物師が創意工夫して蓄積し、伝承されてきた知恵や経験も良い鋳物を造る重要な要素のひとつなのです。
 それ故、美術鋳造は伝承技術であり、美術鋳造家は一生勉強といわれます